2025年11月28日(金)渋沢MIXにて、埼玉県SDGs官民連携プラットフォーム「次世代につなぐ大宮公園フォーラム2025」が開催されました。


本フォーラムは私たち埼玉県スマートまちづくりが所属する、埼玉県SDGs官民連携プラットフォーム「埼玉の豊かな水とみどりを守り育む分科会」の「都市公園の持続可能な利活用と環境保全を検討する部会」次世代につなぐ大宮公園検討グループの今年度の活動報告の場です。
当グループは大宮公園エリアを中心に取り組み、大宮公園の歴史的価値、美しい風景、豊かな自然環境を次世代に継承することを目指し、舟遊池の水質改善や自然環境の再生・保全を進めるとともに、新たな賑わいの創出にも取り組んでいます。
私たちは今年度企画・運営を担当いたしました。

開会のご挨拶

埼玉県都市整備部公園スタジアム課 副課長である石野 剛史様より、開会の挨拶を賜りました。
基調講演


明治安田 執行役員 埼玉本部長である瀧野瀬 雅夫様より、基調講演を賜りました。
大宮公園検討グループ発足当初から参画している明治安田の立場からこれまでの歴史を振り返りながら、未来への展望について、深く示唆に富むお話を伺うことができました。
大宮スーパー・ボールパークについて


埼玉県都市整備部公園スタジアム課 松村 友宏様より、大宮スーパー・ボールパーク構想に関する詳細なご説明を賜りました。
この構想は、大宮公園内の競技施設エリアを一体的に再編し、「日常的な賑わいと、公園としての憩い」を両立させることを基本的な方針としております。再整備を通じて、単に施設機能を強化するだけでなく、公園全体の歴史的・文化的価値の保全と、豊かな緑の継承を最重要課題として捉えていることが改めて確認されました。
トークセッション


大宮公園検討グループに参画する、「株式会社シンプランニング」五⼗嵐伸幸様、「プロケイダ合同会社」相⾺功様、私たち「一般社団法人埼玉県スマートまちづくり」の代表理事である山田隆之の3社による今年度の活動報告と、LiveQを活用した意見交換が行われました。


「株式会社シンプランニング」五⼗嵐伸幸様は、今年度の「七夕言の葉流し」が、多くの短冊と来場者を集め、地域の文化的な交流と高い満足度をもたらした成功を報告し、来年度はイベントのブランド化と継続的な発展を目指す展望を述べられました。


「プロケイダ合同会社」相⾺功様は同じく今年度開催した「そなえダヨ!大宮第二公園防災秋まつり」を通じて、参加型プログラムにより地域住民の防災意識とレジリエンス向上に大きく貢献した成果を強調し、今後も恒例行事として定着させ、地域防災コミュニティの構築を目指す意向を示されました。


最後に、私たち「埼玉県スマートまちづくり」山田隆之は、今年度の当部会運営を通して、大宮公園を地域の未来を支える「社会インフラ」へと位置づけ、環境・防災・学び・賑わいの循環エコシステム構築をビジョンとすることを強調しました。
また、「七夕言の葉流し」や来場者1.5万人を記録した「そなえダヨ!防災秋まつり」 などのイベント成功により、若年層の参加拡大と、データに基づく運営 、そして産官学民の協働の輪を強化した実績を報告し、今後はこの成功モデルを「埼玉モデル」として県全域に展開していく展望を述べました。



その後、LiveQを活用した意見交換の時間に移り、ご参加いただいた皆様から活発な意見が寄せられました。
主なテーマとしては、今年度開催された「七夕言の葉流し」や「そなえダヨ!防災秋まつり」などへの具体的なイベントの感想や、SDGsプラットフォームの今後の展望について、多様な視点からの提案がありました。さらに、長年地域活動を担ってこられた自治会の方々からの助言として、公園イベントが地域コミュニティの結びつきを深める具体的な効果や、今後の継続的な連携に関する貴重な示唆が提供され、次年度に向けた活動の「参加の芽」と「協働の土台」 をさらに大きく育むための実りある時間となりました。
「埼玉県サステナブル企業認証制度」について

最後に埼玉県企画財政部計画調整課総括・SDGs推進担当様から「埼玉県サステナブル企業認証制度」についての詳細な説明が行われました。
最後に
大宮公園は、埼玉県を代表する歴史ある公園であると同時に、地域の学び・自然体験・文化交流の拠点として、次の世代へつないでいくべき重要な資源です。
今回のフォーラムで得られた知見やご意見を踏まえ、官民・地域が協力しながら、公園のさらなる魅力向上と持続可能な運営に向けて取り組んでまいります。ご参加いただきました皆さま、開催にご協力いただいた関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
今後もSDGsの達成と地域の未来づくりに向けた取り組みを進めてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
当団体に少しでも関心をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、公式ホームページや各種SNSでは、今後のイベント情報や理事会の活動報告などを随時発信しております。
最新の取り組みや活動の様子をぜひご覧いただき、埼玉の未来を共に考える仲間としてご参加いただければ幸いです。